カテゴリ:works( 38 )


2011年 10月 19日

Go 55

先日S氏から修理依頼で預かった30年代ノートンのトップエンド。



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ぐあ!汚ぇ!
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程度劣悪だろうなと思いつつ分解、徹底洗浄

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あら、きれいになりました。
意外や意外、ブッシュ、シャフトの程度もかなり良く100点と言っても過言ではありません。



バルブ側のロッカーボックスエンドのコルクワッシャーが駄目だったので
材料手配しましょう。 駄目もとでパーツストックを確認すると
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持ってました!ナイス自分。

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実はドールズヘッド等のアップライトギアボックスのロワーアームのとこのワッシャーと同寸だったりします。


あとはグリスアップして組みつければロッカーボックスはOK
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さてヘッド側は~

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・・・・0点。



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by suprememoto | 2011-10-19 00:07 | works
2011年 10月 18日

肌荒れ

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1925 AJS cam followers


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1939 Velocette KSS mk2 rocker arm


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同年代のOHCでもノートンに比べると華奢ですね。



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by suprememoto | 2011-10-18 23:16 | works
2011年 08月 08日

Velocette clutch

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by suprememoto | 2011-08-08 22:27 | works
2011年 08月 07日

Oil pump O/H

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ノートンインターナショナルのオイルポンプ修理です。
特に不具合は無かったのですが、エンジンフルオーバーホール時なので
点検しておきます。
(見えにくいですがオイルポンプボディーの二つの固定用の穴の内壁にはクランク
ケースからポンプを引き抜くためにねじを切っております)

ギア類、ボディーを点検したところとくに問題はありませんでしたので
カバープレート、インナーボディーを修正していきます。


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修正前
やはりギアの端面が接するところは傷が入ってえぐれております。


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修正後
必死に定盤上で研磨して平滑になりました。


同様にメインボディーも研磨します、研磨するとボディーからわずかにギアが飛び出して
しまいますのでツライチになるまでギアも研磨しました。


ポンプオイルをたっぷり塗って芯出ししながら組み上げて、旋盤で回しアイドリングさせておきます。



次にクランクケース側を点検。



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ノートンはクランクケースの内壁をオイルポンプの一部として使用してますので
ケース側にもギアによって傷が入っています。
あまりに深く傷がある場合はフライスで傷を取り除きますが軽度の場合はヴェロセット
方式で対処します。
ヴェロセットOHCはオイルポンプとケースの間に薄いブラス製のワッシャーを挟みこんで
います。



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切り出してこれを挟みこめばオッケー。
ケース側に傷がなくても予防としてポンプを外した時には出来るだけ入れておきましょう。


復元後は油圧が2割程あがりました。やはり端面の摺動跡から油圧が抜けていたようです。



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by suprememoto | 2011-08-07 21:04 | works
2011年 08月 03日

飛び込み修理

急な修理の依頼ってことは間々あるのですが



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こんなものを単品で持ち込んでくる人はあまりいませんw


1930年代のエクセルシャーの250ccに使われてるスイッチ、バッテリー点火用のPLCなのですが
5~60年代に入るまでバーテリー点火の信頼性は低いこともあり採用例が少なく
修理するのも初めてです。 後期のPLC5、6は40~50年代のBSAの小排気量モデルに
よく使われているので経験がありましたが。


導通が無い部分があるのと、電気の流れが無い部分があり分解しようとしたらしいの
ですが、どうせ壊してしまうのが関の山との判断で持って来られました。

直るかどうかはわからない事と、リプロ品を手配した場合は案外高価であることと
ルックスがかなり劣ることを伝えたところ了解頂き、じゃあ近いうちに見ておきますと
言おうとしたところ

ちょっと近所で用事があるのでまたあとで来ると言い残し立ち去りました。



暗に帰ってくるまでに直せと言ってる気がします・・
大人って怖いw


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壊さないために、作業前に良く確認してから取り掛かります。
クロームのぱねるの爪を最小限起こして分解してみたところ内部に大きな破損は無さそうです。
ただ電極を押さえつけるための強力なスプリングがパネルの爪のみによって押さえられて
いるため、爪が折れてしまうと終了です。再分解は難しいかな?


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接点の板ばねをを起こしたり、緑青をとったり地味な作業を繰り返して復元後
最終テストしたところ無事復活しました。


すると見計らったように用事を済ませて帰ってきて

あれ?もうできてるの?別に今日じゃなくても良かったのに!とニヤニヤしております。

良かった勘が当たってw


配電のパターンと使用上の注意を説明して持ち帰ってもらいました。
費用もリプロを買う場合の5分の1程度ですみました。


あ、じゃあオレのも直してってジャンジャン持ってこなくて良いですよ~。



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by suprememoto | 2011-08-03 17:44 | works
2011年 01月 29日

Hand pump

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1927年Sunbeam model6のハンドポンプを押したところ少し不安定な反応を見せたので分解点検してみたら
ボールバルブ付近にスラッジ、ボールの当たり面の荒れ、スプリングのへたり等ありましたので修正、交換等しました。




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修理後チェックするとバッチリ。
この時代は既にメカニカルポンプを持ってますので、そちらの設定がきちんとできていれば
ハンドポンプ不良はさして問題ありませんが(前時代の名残みたいなものです。)ハンドポンプオンリーの車両のオーナーはご注意を。
吸うが送らずという症状は大抵ここが原因の事が多いです。



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by suprememoto | 2011-01-29 00:34 | works
2011年 01月 28日

英国車ショップあるある

新規のお客さんからの整備依頼で入庫した車両を点検すると



























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10打数1安打くらいの打率でコンセントリックマーク1のトップキャップが前後逆っ。





終。





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BSAユニットシングル、TRI TR5等のオイルインフレームはここにもドレンがありますので
ダウンチューブ底部だけでなく、面倒くさがらずここからも抜きましょ~。



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by suprememoto | 2011-01-28 00:21 | works
2011年 01月 16日

Hide her teeth

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T20SM、通称マウンテンカブのエンジンです。OH前にざっと見てみると


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無意味な液体ガスケット。。





友達のショップ、浜松グラッドストーンのブログでも記事になってましたが




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ギアボックススプロケットはここにありますが、他のユニットエンジンでおなじみのベンツカバーがありません。
T20の場合スプロケット交換の為にはクランクケースを割る必要がありますので、OH時に無条件交換です。
スプロケナットも忘れずきちんと閉めましょう。  忘れたら最後、悲劇であります。



ベンツカバーとはクラッチ裏にあるスプロケットへのアクセスの為のカバーの事です。
みんな影ではこう呼んでる気がします。
他にはA65等BSAユニットツインのフィン付きロッカーカバーの事はオールバックと呼びます。
こちらは少数派かも知れません。



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by suprememoto | 2011-01-16 00:04 | works
2011年 01月 10日

AMAC carb 2

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全閉
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エアスライドのみ全開
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スロットルスライドのみ全開



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エアスライドとガソリン吐出口の関係がわかりますでしょうか?
クルージング状態から減速する時にエアーレバー側を先に全閉にすると、あっけなくかぶる理由が
わかるかと思います。
アマックはまだましな方で、トライアンフの2バレルのほうが構造上その傾向が顕著かと思います。
減速時はリーン側に寄せて操作するのが宜しいかと思います。
ニードルの発明は偉大ですねっ。


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メインジェットは見慣れた位置とは逆に付きます。




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オーバーホールしたフロートを装着して完成です。
試乗が楽しみですが、この車両もその他まだやることが沢山あるので試乗はもう少し先になります。



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by suprememoto | 2011-01-10 19:16 | works
2011年 01月 09日

AMAC carb

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全国でいったい何人の人に役立つのでしょうか?w
世に言う2レバー用のアマックキャブレターです。



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20年代のノートン等に使われるB&Bのセミオートマチックと違ってニードル、ニードルジェットを持ちませんので戦後アマルで見慣れたスプレイチューブもありません。  横一列に並んだ穴からメインジェットを通過したガソリンが負圧によって吐出されます。



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キャブレターボディー自体はボーリング済、わかりにくいですがスロットルバルブもスリーブを入れてオーバーサイズにしてクリアランスを適正化してます。



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スロットルスライドとエアースライド。 このように組み合わされてます。


続く



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by suprememoto | 2011-01-09 20:22 | works